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住職の心書949.方向

方向

「あれを見て!」と指をさすと大概の方は指を見る事なく指をさした方を見ます。

「月を指すを見て、指を観て月を観ざるがごとく、名字に計著する者は、我の真実を見ず。」(楞伽経)

月を指さすときは、指(手段)ではなく月(目的)を見るべきであるといった意味。

その指自体は、あちらの方を見てもらうために用いた手段の一つにすぎません。

バタバタと業務や作業に追われているうちに、いつの間にか手段が目的化してしまうことがよくあります。

「目的は月を見ること」

今やっている事はあくまでも「目的」に至る為の「手段」であり、指先した先を見る事が大切であります。

知心寺 住職 眞田正適

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眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知...

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