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住職の心書186.鏡

鏡

鏡に映る自分の顔ばかり見ていた男の話があります。

男はある日、いつも通り鏡を見るとその鏡が裏返しになっていることに気づかずに何も映らない鏡を信じて自分がいなくなったと大騒ぎをしたといったお釈迦様のお話があります。
「忙しい」とは「心を亡す」と書きます。

心をなくすと言うのは鏡に映る自分を本当の自分だと思い込んだこの男のように、本来の自分を見失うと言うことであります。
ゆっくり考えれば当然気づくようなことに気づけなくなってしまうものです。
正月明けてから日々するべきことが多くても自分を見つめ直す時間も大切にするべきであります。

知心寺住職 眞田正適

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眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知...

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