住職の心書932.無自覚
周りの人から見れば、怒りっぽいところとすぐ手が出るところは一目瞭然ですが、本人には全く自覚がないといった事を説いたお話。
「瞋恚の害は則ち諸の善法を破り、好名聞を壊す。今世後世の人見ることをよろこばず。まさに知るべし、瞋心は猛火よりも甚だし」(仏遺教経)
訳)「怒り」は善行を忘れ、今までの積み重ねてきた信用や学んできた知識を一瞬にして壊してしまう。 怒りという感情は猛火よりも激しく全てを焼き払ってしまう。
他人が腹を立てて怒っていたら、 「そんなことしたらどうなるかは分かるのに‥」と、客観的に物事を判断する事ができます。
しかし、自分自身が腹を立てたときは、怒りにまかせてやってはならないことをやってしまい、言ってはならないことを言ってしまい、後に後悔の念に駆られてしまうのです。
「怒りは無謀に始まり後悔に終わる」
「あの時腹を立てておいてよかった」と言われる方には今まで出会った事はありません。
怒ってしまう事や腹が立つ事は誰もがありますが「自覚」と「無自覚」では大きな差があります。
周りを焼け野原にしてしまうきっかけになる事を意識すると無謀にはならず後悔する事もない。
知心寺 住職 眞田正適
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