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住職の心書65.後世に

後世に

本日「食事を考える朝粥会」と「法話」を知心寺にて相務めさせていただきました。

徳川家康・秀忠・家光の三代の将軍に仕え「慈眼大師」で知られる天台僧である天海が百歳の時、柿の種を懐紙に包んで持ち帰ろうとした所、その行動を見ていた家光公が
「桃栗三年 柿八年を知らないのか?実がなってもお前は百歳の歳だからもう食べれんぞ」とからかうと…

天海が「将軍ともあろうお方が、物事を性急に判断されてはなりませぬ」と叱ったといいます。
その後、天海から柿を献上された家光公が、産地を問うと、
「拝領した柿の種から」
と聞き、自らの言動を恥じたといったお話。

食事作法の五観の偈に

「功の多少を計り彼の来処を量れ」

食物を育ててくれた方々
それを運んでくれた方々
調理してくれた方々
食卓まで運んでくれた方々
目の前にある食べ物がどのような場所で作られ、どのように調理されているのか、かかっている人々の手間を思い巡らし推し量るべきである。

「物事を性急に判断してはいけない」

短絡的な決めつけや判断が大きな財産を失うこともあります。

ご先祖様からいただいた知恵の恩恵を受け、現在に繋がっている事に目を向けてみる事の大事さが食事作法に込められております。

「ごちそうさまでした。」

知心寺住職 正適

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眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知...

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