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住職の心書914.自分勝手

自分勝手

ある国王の母親が病気を患い、寝たきりとなりました。
国王が母親を心配して全国の医者を呼び集めて、治療を行わせたり、薬を調合してもらったりして飲ませましたが病状は良くなりませんでした。

そんな時、家臣から難病をよく治す祈祷師いると知らせを受け、早速その祈祷師を宮中に招いて母親の病気平癒の祈祷をしていただけるように懇願しました。

祈祷師は
「承知いたしました。私が神に祈って乱れを正しますので、宮中の広場に祭壇を設け、神々への供養として百頭の象、牛、馬、羊、それに一人の子供を生贄(いけにえ)に捧げなさい。そうすれば、病気は全快するでしょう。
その話を聞いた国王は祈祷師の言う通りに祭壇を築かせ、生贄の動物や子供を捕えて祈祷の準備をしていました。
 
ちょうどその時、お釈迦様が宮殿近くを通り、儀式の祭壇・動物・子供が生贄にされている姿を見て直ちに中止するように求めたお話。

知心寺 住職 眞田正適

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眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知...

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