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住職の心書159.殺生と信仰 1/2

殺生と信仰

仏教に信仰の厚い王様がいた。その王様はよく狩猟に出かける。
仏教を禁じる殺生をさんざんやっていて仏教を厚く信仰しているなんておかしいではないかと。そんな王様を家臣たちは影で笑う。
ある日。家臣たちの陰口が王様の耳に入った。
王様は家臣を集めて話す。
「ここに大きな鍋があって鍋がグラグラ沸きたっている中に金塊が入っているがお前たちはその金塊に手を突っ込んで取り出せるか。」

「できません火傷してしまいます。」

「私にはできる。どうするかと言えば冷水を注いでやるといい。
そうすると熱湯も冷めて手を入れても火傷しない。
私は国王であって武人である。
狩猟は武人にとって大事な訓練だからやめるわけにはいかない。そこで私は罪を作った熱湯を覚ますために仏教を信仰しているのだ。」

知心寺住職 眞田正適

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眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知...

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